ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
最近のブログは「手から夏の身体に整えよう!」についてですが、今回は手そのものをテーマにします。手のトラブルについて調べて分かったのは、手のトラブルは圧倒的に女性に多く、それも更年期に多く起きている!という事実。
まさに更年期真っ只中の私、他人事ではありません。トラブルを予防し、改善につなげるためにはどうしたらよいのか、まずはその症状と原因についてまとめました。
手指トラブルは多くの女性が悩んでます!その症状と起こる原因
こんな手のトラブルはありませんか?
しびれ、痛み、腫れ、こわばり・・・、こんな手のトラブルが気になっていませんか?代表的な症例を挙げますので、チェックしてみてくださいね。
指や手首の関節が変形して起こる変形性関節症ものがいくつかあります。
へバーデン結節・・・指の第一関節に起こり、手指の変形性関節症の中で最も多いトラブルです。指のこわばりから始まり、腫れや痛みなどの症状が出ます。痛みでビンのふたが開けられなくなることもあります。
ブシャール結節・・・指の第二関節に起こり、症状はへバーデン結節と同じです。
母指CM関節症・・・親指のCM関節(親指の付け根の関節)に起こる変形性関節症です。親指の付け根が腫れたり、力を入れると痛みが出ます。

出典:プラスウェルネス
指や手首の腱鞘炎もあります。
ばね指・・・指を動かす腱と腱鞘に起こる腱鞘炎です。指の曲げ伸ばしをする時に「カクン」とばねではじかれるような動きになり、ひどくなると痛みや指が伸ばせなくなります。親指や中指に多く起こりますが、他の指にもみられます。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)・・・親指を動かす腱と腱鞘に起こる腱鞘炎です。手首の親指側が腫れ、手を動かすと親指の付け根から腕にかけて痛みます。
手の感覚を担う正中神経の麻痺によるものもあります。

出典:All About
手のトラブルの原因は?
「そういえば最近、手がしびれることがある」
「ビンのふたが開けづらい」など、
何か思い当たることがありましたか?もしかしたら、それは関節の変形や腱鞘炎のサインかも知れません。
では、これらの症状の原因には何があるのでしょうか?
他の関節と同様、加齢や手の使い過ぎで関節の軟骨がすり減ってしまうことが原因のひとつです。加齢は仕方ないとして、パソコンを使う機会は増え、携帯・スマホは生活の必需品となりました。日常で手をよく使っていますね。気が付けばスマホをさわっている、そんなことはありませんか?
はい、私もさわってます。
そして、大きな原因と考えられているのが女性ホルモンの影響です。症状を発症するのは圧倒的に女性で、妊娠・出産後や更年期に起きています。腱鞘炎の場合、なんと9割が更年期世代の女性だそうです!
女性ホルモンはどのように影響しているの?
女性ホルモンが手のトラブルに大きく影響しているのですが、その女性ホルモンとはどんな働きをするのでしょうか?
特にエストロゲンの働きが肌や髪、粘膜の潤いを保ち、骨や関節に作用して女性の身体をすこやかに保ちます。
女性の身体は女性ホルモンによって守られていて、その分泌は20代がピークです。30代から減少し始め、一気に減少するのが40代から50代の更年期。骨や関節をなめらかに動かす働きの女性ホルモンが減少する更年期は、関節が動かしにくくなってトラブルが起きやすくなってしまうのですね。
手のトラブルにはいくつかの症状があり、主な原因についてもわかりました。ここから重要になるのが予防や改善の方法ですが、それは次回にお伝えしますね♪
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