ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
5月も半ばを過ぎました。街中では様々な品種のバラが咲いている素敵なお庭を見かけますね。
先週から夏の身体に整えるレッスンを行っています。いつもはフットコンディショニングで足からほぐし始めますが、先週と今週はハンドコンディショニングからスタートです!
目次
手のツボ押しでリラックス★指先の特効ツボ&手のひらの万能ツボ
手の骨っていくつある?
改めて手について確認してみましょう。
私たちの全身にある骨は約200ですが、片手(手首から先)の骨は27です。両手で54、手の骨だけで全身の骨の4分の1を占めています!
ちなみに片足は26、こちらも両足で全身の骨の4分の1となり、手足という末端部分で全身の2分の1を占めているとは驚きです。
肩から手首にかけての腕には、肩・肘・手首と主要な関節があります。これらの関節はトラブルが起きやすいため、日頃から調整をしておきたいですね。
ハンドコンディショニングとは
肩から手首にかけて、腕の筋肉・関節を本来の状態に戻す「NCAコンディショニングメソッド」、指先から経絡やツボとリンパなどを刺激する「ハンドセラピー」を組み合わせて整える方法です。
先日からお伝えしていますが、夏は手を整えたい季節です!
東洋医学では、臓腑と身体の表面をつなぐエネルギーの流れ経絡があると考えられています。夏は循環器・消化器の臓腑を養生したい季節、その経絡は手の指とそれぞれにつながっているので、「夏の経絡」を刺激するためにも手を整えることは大切なのです。

次に循環器・消化器の臓腑の養生に役立つツボをご紹介します。
指先には特効ツボがある!
東洋医学では半身に365、WHO(世界保健機関)では半身に361あるというツボ、それには種類があり、その中でも特効ツボとされるのが手足の指先にある井穴(せいけつ)です。
手足の指先、爪の生え際の角にあるツボです。経絡の末端のツボで、この井穴を効果的に刺激できれば、その経絡に関係する臓腑を活性化できるとされます。
中指・薬指・小指が夏に刺激したい循環器・消化器の経絡とつながる指です。爪の生え際を指でつまんでもむ「井穴のつまみもみ」で刺激します。少し痛いくらい強めにグイグイ刺激を入れるのがポイントですよ!
手のひらには万能ツボもある!
まだオススメのツボがありますよ。手のひらにある「労宮(ろうきゅう)」で、とっておきの万能ツボのひとつです。
循環器・心臓の働きや精神的な「心」とも大きく関わる心包経のツボで、手のひらの中指の骨のところにあります。自律神経に働きかけて心の疲れを取り、精神を安定させます。
労宮の見つけ方ですが、軽く指を握って中指の先が手のひらにふれたあたりになります。息を吐きながら写真のようにツボを押してみましょう。
手のひらをこぶしで叩いて刺激する方法もオススメ!これ、意外と気持ち良いですよ。
手軽にできるハンドセラピーのツボ押しでリラックス&リフレッシュ!
ツボは身体の状態によって反応が出る反応点です。ツボを押してみてそこが痛かったら、ツボにつながる臓腑に何らかのトラブルがあるかも知れません。そして、ツボは治療点でもあるので、押すことによってトラブルの改善にもなるのです。
手を刺激しながらほぐすハンドセラピーは、簡単で手軽にできるということが嬉しいポイント!今回ご紹介したツボ押しで臓腑を活性化し、 身体の疲れや心の疲れもほぐしてリラックス&リフレッシュ!してくださいね♪
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