ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
朝が冷え込むようになってます。先日、玄関を出てから首元が寒くて、今シーズン初のマフラーを取りに戻りました。
寒さで身体が冷えると血行が悪くなり、身体から老廃物が排泄されにくくなります。余分な水分も排泄されないため、むくみやすくもなりますね。
むくみで身体に水分がたまるとそれが冷えとなり、またむくむという悪循環。
そこで今回は、冷えとむくみの悪循環を断つ!がテーマです。特にむくみ解消に役立つ方法をご紹介。
いくつかある解消法の中でオススメするのが足裏の刺激です!
目次
冬の冷えとむくみの悪循環を解消!足裏の反射区とツボの刺激
そもそも、「むくみ」って?
日常的に「顔がむくむ」「脚がむくむ」などと言いますが、そもそも「むくみ」とはどんな状態なのでしょうか。
血液中の余分な水分が血管から外にしみ出し、皮膚と皮下組織にたまること
本来、余分な水分は血管の静脈で運ばれ、腎臓でろ過されて尿となり、膀胱にためられた後に排泄されます。この機能がうまく働かないとむくみになってしまいます。
むくみには腎臓と膀胱の働きが重要!
むくみ解消のカギを握るのは腎臓と膀胱の働き
むくみに関わる臓器は腎臓と膀胱です。
東洋医学では臓器のことを臓腑(ぞうふ)といい、腎臓にあたるのは腎、膀胱にあたるのは膀胱という臓腑になります。
主な身体の水分代謝の機能をになうのが腎で、腎のコントロールで膀胱から排泄されるという考えです。
ただし、西洋医学にはない独自の考え方があります。
東洋医学の基本の考え方
万物は対になる「陰」と「陽」の2つのカテゴリーに分かれ、さらに5つに分類される「陰陽五行説」に基づきます。
- 人間の臓器を臓腑(ぞうふ)と言い、対になった「六臓六腑」がある
- 六臓六腑は養生したい「五季」の季節に分かれる
- 臓腑は身体の表面や手足の指と「経絡(けいらく)」でつながり、そこには気血の流れ(エネルギーの流れ)がある
- 経絡の上には「ツボ」がある
- 病気の治療や予防に経絡やツボを活用する
むくみ解消のカギを握る腎と膀胱は寒さに弱く、冬に養生したい臓腑となります。また、腎と膀胱は腎経(じんけい)・膀胱経(ぼうこうけい)と呼ばれる気血の流れ(エネルギーの流れ)で足とつながっています。
水分代謝の要である腎に刺激が入る万能ツボが、左右両方の足裏にあるのでご紹介します。
「元気が湧き出る」という名前の由来がある腎経の万能ツボ。冷えやむくみの他にも疲労回復など、様々な効能がある。
「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」というフレーズに聞き覚えはありませんか?
実はこれ、湧泉のツボのことなのです。元気どころか命の泉が湧くとっておきのツボ、押すしかない!
腎臓から膀胱まで、足裏から一気に刺激しよう!
次に、リフレクソロジーの観点からむくみ解消法のご紹介です。
まずはリフレクソロジーについて簡単に解説します。
欧米で広く行われている反射療法(はんしゃりょうほう)
手足には臓器や各器官が反応する「反射区」と呼ばれる場所があり、そこを刺激することで反応している臓器などにも刺激が入り、自然治癒力を高める。
両足裏には腎臓と膀胱、さらに尿管が反応する反射区があります。
腎臓の反射区は湧泉のツボのあたりになりますね。
腎臓を押しもみし、そこから膀胱まで尿管を流します。さらに膀胱を押しもみして刺激を入れましょう。これで機能を元気に活性化!
足裏刺激でむくみ解消!冷えとむくみの悪循環を断つフットセラピー
足裏には腎経のツボ、腎臓・尿管・膀胱の反射区があります。足裏の刺激はそれぞれの機能が活性化し、水分代謝が整ってむくみ解消になりますね。そして、冷えの解消にもつながっていくのです。
水分代謝が整えば、さらに嬉しいことがもうひとつ。冬の身体トラブルの頻尿解消にも役立ちますよ!

足裏の刺激で、冬の冷えとむくみの悪循環と頻尿も解消する!
フットセラピーを活用しましょう♪
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