ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
11月上旬の立冬を迎えたら、暦の上では冬の始まりです。冬の花・さざんかが咲き始め、水も凍り始めるようになります。
冬はすぐそこまで来ています。
あなたは冷えやすい体質・冷え性ですか?
こんなことはありませんか?
- 手足の冷えでなかなか眠れない
- 手足の冷えで目が覚める
この他にも冷えによるトラブルはあると思いますが、お悩みの女性は多いですね。
冷え性または、冷え症は、特に手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことである。
出典:Wikipedia
冷えがつらい冬も今年はバッチリ対策し、寝つけない冬にサヨナラしましょう!
そのおすすめのひとつが、手軽にできる東洋医学の知恵を活かしたフットセラピー!
東洋医学では冷え性は病気のサインです
健康診断や検査結果などには異常がなくても、不調を感じていたり、自覚症状がある。
思い当たることはありますか?
このような状態を東洋医学では未病(みびょう)といいます。これは病気のサイン、放っておくと大きな病気になる誘因と考えられています。
一般的に西洋医学では、冷え性を特別な病気としないことが多いそうです。ですが、東洋医学では未病とし、冷えによる様々な症状に対処します。
病気になってから治療するのではなく、病気になる前に予防する!
それは誰もが望むところ。では、どうしたらよいのか・・・。
そこで、東洋医学の考え方をベースに考えられたフットセラピーがおすすめです。
自分で足をさわり、ほぐす手軽なセルフケアで、足から身体をぽかぽか温めていきましょう!
冬には冬の身体ケア、冬に養生したい臓腑とは?
ここで東洋医学の基本的な考え方を確認しておきます。
東洋医学の基本の考え方
万物は対になる「陰」と「陽」の2つのカテゴリーに分かれ、さらに5つに分類される「陰陽五行説」に基づきます。
- 人間の臓器を臓腑(ぞうふ)と言い、対になった「六臓六腑」がある
- 六臓六腑は養生したい「五季」の季節に分かれる
- 臓腑は身体の表面や手足の指と「経絡(けいらく)」でつながり、そこには気血の流れ(エネルギーの流れ)がある
- 経絡の上には「ツボ」がある
- 病気の治療や予防に経絡やツボを活用する
東洋医学ではその季節に特にいたわりたい臓腑があり、それを養生することで季節に合わせた身体のケアをするという考え方です。
冬にいたわって養生したいのは腎と膀胱です!
解剖学的には腎臓と膀胱にあたりますが、単に臓器だけを指すのではなく、臓器の働きやその作用全般を含め、広い意味合いでとらえます。
腎の働きのひとつに水分代謝の調整があります。また、膀胱の主な働きは、不要な水分を溜め、必要に応じて排泄することです。
この水分代謝が悪いと身体に余分な水分を溜め込み、身体の冷えにつながります。
冬に養生したい腎と膀胱の働きが悪くならないようにし、水分代謝を下げないことが冷え対策になるのです!
足から冬の身体ケアするには理由があります
臓腑は手足の指とつながっています。そこには経絡というエネルギーが流れ、経絡を刺激すると臓腑にも刺激が入ると考えられています。
腎と膀胱はともに足の小指とつながり、「腎経」「膀胱経」という経絡です。
この腎経と膀胱経は足の小指から脚を通り、それぞれの臓腑に流れています。そこにはツボもあります。足をさわり、腎経や膀胱経の経絡そのものやツボを刺激することは、腎と膀胱を刺激すること。その働きを活性化することになるのです。
また、全ての足の指の股には、冷え対策にはぜひとも活用したい身体を温めるツボ・八風(はっぷう)もあります。
冬は足をさわるフットセラピーで腎と膀胱に刺激を入れて養生し、冷え対策をしたい季節なのです!
本格的な寒い冬が来る前に足元から冷え対策、身体の冬支度を始めませんか?
フットセラピーで冷えに負けない冬を過ごしましょう!
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