ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
6月になりました。5月上旬に沖縄・奄美が梅雨入りし、下旬には九州・四国も平年より早めの梅雨入りをしました。他の地域もまもなくのようですね。
ジメジメの梅雨、主婦の私としては洗濯物が乾かずに困ってしまうのですが、体調を崩しやすいのも気になります。
そこで今回は、梅雨どきに多い不調「気象病」をテーマにします。おすすめのツボのご紹介もありますよ!
目次
頭が痛い、身体がだるい、梅雨時の不調は「気象病」かも知れません!
10人に1人の新国民病「気象病」とは?
どんよりとした曇り空、雨がしとしと降ったり、ザーザー降ったり、気分も身体もスッキリしない梅雨。身体の不調を感じることはありませんか?それ、気象病かも知れませんよ!
気象病
気象の変化により症状が出現する、あるいは悪化する疾患の総称
引用元:Wikipedia
昔から「古傷が痛むと雨が降る」という言い方をしますが、天気が体調を左右することもありますね。
めまい、吐き気、倦怠感、うつ病、狭心症、低血圧、ぜんそく
関節リウマチ、頭痛、腰痛、肩や首のこりなど
気象病の中でも痛みの症状を「天気痛」と呼ぶこともあります。このような気象病の患者は10人に1人⁉ 新たな国民病とも言われているそうです。
なぜ気象病は起こる?
気象病は気圧・気温・湿度の変化が引き起こし、特に気圧の変化による自律神経の乱れが大きな原因とされます。
意志とは関係なく循環器・消化器・呼吸器などの働きを調整する神経で、活動的な神経の「交感神経」とリラックスの神経の「副交感神経」の二つから成り立つ
交感神経と副交感神経のバランスが崩れるのが「自律神経の乱れ」ですが、どのように気圧と関わっているのでしょうか?
それには耳の鼓膜の奥にある内耳が関係しています。
内耳が気圧の変化に敏感すぎると、少しの変化でも過剰に脳に情報が伝わり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経が乱れる。
交感神経が優位・・・頭痛などの痛みを感じやすい
副交感神経が優位・・・だるくなったり眠くなりやすい
気圧の変化が大きいのは5月~7月、まさに梅雨時は気象病が起こりやすい時期!台風シーズンも大きな気圧の変化がありますね。
また、乗り物酔いをしやすい人は内耳が敏感なので、気象病にもなりやすいそうですよ。
気象病の対処法は?
1 天気と症状を把握するために日記などをつける
- 晴天(高気圧)・・・交感神経が優位になる
- 雨天(低気圧)・・・副交感神経が優位になる
2 内耳の血流を促すために1日3回の「くるくる耳マッサージ」を行う
②そのまま軽く引っ張りながら、後ろに向かってゆっくり5回まわす
➂耳を包み込むように折り曲げて5秒間キープ
④耳全体を手で覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回まわす
3 自律神経を整える
- 朝食を食べ、朝日を浴びる
- 十分な睡眠をとる
- 入浴をする
- 適度な運動をする
4 ストレッチなどで筋肉をほぐす
5 気象病は持病が悪化することもあるため、それをしっかりと治療する
私の住む愛知県の愛知医科大学病院でも、天気痛と名付けた佐藤先生が診察を行っています。
⇒詳しくは天気痛ドクター
気象病に効果的なツボもあります!
夏に養生したい循環器の心包経は自律神経に働きかけます。気象病に効果的なツボもあるのでご紹介しますね。
平衡感覚を正常にし、吐き気を和らげて乗り物酔いに効くとされるツボです。
手首の横ジワから指3本分ほど肘に近付けた辺りにあります。
運動や簡単なマッサージとツボ押しを取り入れながら、規則正しい生活を送って自律神経を整えることが大切ですね。
ゆる*リラでお伝えしているコンディショニングで筋肉の緊張を取って整えることもおすすめ!ぜひ、お役立てくださいませ。
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