ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
沖縄や奄美では梅雨入りしましたね。本州の梅雨入りはいつ頃になるのか、気になるところです。
立夏を過ぎ、今週からタイ式ヨガ・ルーシーダットンのレッスンの目的は、夏の身体に整える!です。
ポイントは、ただ身体を整えるのではなくて「夏の身体」に整えること。
今週のレッスンで行ったポーズの中から、夏の身体に整え、肩コリの改善にもつながるポーズをご紹介します。
目次
肩コリも改善!夏の身体に整えるタイ式ヨガの手を刺激するポーズ
タイ式ヨガ・ルーシーダットンとは?
2500年ほど前から伝わるタイの伝統医学のひとつで、自分で身体を整えることを目的とした体操です。
ゆったりと深く呼吸する完全呼吸に合わせ、東洋医学の「経絡(けいらく)」にあたるSEN(セン)や「ツボ」にあたるJU(ジュ)を刺激するという特徴があります。この特徴を活かし、自律神経を整えながら臓腑にもアプローチして身体を整える体操になります。
また、骨盤や姿勢の矯正、筋力・体幹強化のポーズが豊富なのも特徴です。

夏の身体に整えるために刺激したい「夏の経絡」とは?
夏は心臓に負担がかかりやすくなる季節です。だからと言って、心臓を直接さわって刺激することはできませんね。
そこで、東洋医学の経絡やツボを活用しましょう!
ツボ・・・経絡の上にある治療点・反応点
夏に養生したいのは循環器の心臓で、そこにつながるのが心経と心包経です。他に消化器も養生したいと考えられていて、そこにつながる小腸経と三焦経も併せて刺激を入れると良いとされています。
消化器につながる経絡・・・小腸経(手の小指) 三焦経(手の薬指)
夏の経絡は手の指や手首、腕を流れて臓腑につながっています。手や腕を刺激するポーズを行えば夏の経絡にも刺激が入り、夏の身体に整えることに役立つのです!

「天を見上げる仙人」のポーズで夏の身体に整えよう!
今週のレッスンで行ったのは、手首から腕をストレッチして夏の経絡を刺激する「天を見上げる仙人」のポーズです。

出典:ルトロン
写真は椅子に座って行うバージョンですが、レッスンではヨガマットに正座して行いました。
①5秒ほどかけ、鼻から息を吸いながら手のひらで太ももを押してストレッチ
②息を吸い切ったら、3秒ほどそのままの状態をキープ
③5秒ほどかけ、口から息を吐きながら手のひらを太ももからはなし、ストレッチをゆるめる
手のひらを太ももに乗せてストレッチするのがきつい場合、正座した両膝を挟むように手のひらをマットについてもOKです。
ゆったりとした呼吸に合わせ、心地よくストレッチしながら経絡にも刺激を入れましょう!
経絡の刺激は臓腑の養生だけじゃない!
経絡は臓腑につながっているため、経絡を刺激することは臓腑の養生になりますが、それだけではありません。経絡が流れている筋肉にも働きかけ、筋肉の硬直を取って緩めることもできるのです。
夏の経絡の中でも小腸経と三焦経は肩から首の横を流れているので、肩コリや首コリの改善にもつながりますよ!もちろん、今回の「天を見上げる仙人」のポーズもです。
手を刺激するポーズがいくつかあるのも、ルーシーダットンの特徴のひとつです。来週以降もそんなポーズを取り入れますので、しっかり夏の身体に整えていきましょう!
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