ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
あっという間に終盤になったGW、楽しくお過ごしでしょうか?
今年(2018年)は5月5日のこどもの日が立夏ですね。
私には双子の子ども達がいますが、大きくなったのでこどもの日は関係なくなりました。
その代わり、大いに関係あるのが立夏です。
目次
夏の始まり「立夏」を迎えたら、心臓を養生して夏の身体に整えよう!
立夏とは
立夏は二十四節気のひとつで、暦の上で「この日から夏が始まる」という日です。
二十四節気は太陽の動きを基準に定められているため、毎年同じ日ではありませんが、こどもの日前後の春分と夏至の中間にあたります。新緑がまぶしくなり、ちょうど田植えの時期ですね。
まだ本格的な夏ではありませんが、暑い夏を乗り切れる身体に今から準備を始めましょう♪
東洋医学の知恵で夏の身体に整えよう!
西洋医学では目に見えるものを対象として診断・治療を行いますが、東洋医学では目に見えないものも対象としています。その代表が経絡(けいらく)やツボです。
★ツボ…経絡の上にある治療点・反応点
臓腑は季節ごとに分けて考えられており、特にその季節にはそこにつながる経絡やツボを刺激すると良いとされています。
夏には「夏の経絡」があるのです!
東洋医学の知恵で夏に養生したい夏の経絡を刺激して、夏の身体に整えていきましょう!

夏の経絡とは
夏は血液を全身に循環させて皮膚から体温を逃し、汗もかいて熱がこもらない身体にしなくてはいけません。このような体温調節には心臓や自律神経の働きがとても重要で、いつも以上に負担がかかります。
東洋医学ではこの働きをになうのが「心経」と「心包経」で、負担のかかる夏に養生したい経絡と考えられています。また、東洋医学の基本的な考え方「物事には対となる陰と陽がある」(陰陽五行説)により、心経と対になる「小腸経」、心包経と対になる「三焦経」も夏の経絡となるのです。
生命活動の中心であり、心臓の働きはもちろんのこと、脳神経・精神の働きにも関わる
経絡上のツボは動悸や不整脈、意識障害などのトラブルを改善する ★小腸経(手の小指)
胃で消化された食べ物をさらに分解し、栄養を吸収する働きに関わる
経絡上のツボはお腹の調子を整えたり、経絡が肩から首を通るため、首コリ・肩コリにも効果がある ★心包経(手の中指)
心臓は包まれて守られているという考えの「心を包む」経絡で心経の働きと同じであるが、特に精神の働きと関わる
経絡上のツボは自律神経のトラブルを改善する ★三焦経(手の薬指)
胴体部分を三つに分けた上焦・中焦・下焦を合わせた経絡で、内臓全体を整え、ホルモンバランスやリンパにも関わる
経絡上のツボはのどや口の渇き、むくみ、お腹のトラブルにも効果があり、経絡が耳・目の周りを通るため、耳や目の症状にも効果がある
夏の経絡は合計4本あり、全て手を通ってそれぞれの臓腑につながっています。
夏は手をほぐしながら身体に刺激を入れ、整えたい季節です!
今月からは夏の身体を意識したレッスンにシフトします!
4月から各地で夏日や真夏日になっていて、今年は急に夏が近づいている感じですね。まだ夏の身体ではないのに気温は高くなり、熱中症が心配されます。日中は気温が高くても朝晩はひんやりすることもあるため、そんな寒暖差で自律神経も乱れやすいですよ。
積極的に夏の経絡を刺激して、夏の身体に整えたい!
普段のレッスンはフットコンディショニングで足に流れる経絡やツボの刺激をすることが多いのですが、今月からはハンドセラピーも取り入れ、手から流れる夏の経絡やツボをグイグイ刺激!!
タイ式ヨガ・ルーシーダットンで手を刺激するポーズ、JSAボールエクササイズでも経絡が流れる肩周りや胸の関節を緩めながら、夏を意識したレッスンにシフトします。
今後のブログではツボのご紹介もしていきますね♪
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