ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
2019年になり、1月6日の「小寒」で寒の入りをしました。本格的な冬を迎えましたね。ここから2月4日の「立春」で寒が明けるまで、暦の上の「一年で最も寒い時期」となります。
底冷えの日や雪の日、身体の芯まで冷えてしまう寒さです。特に手足は冷たくなってつらいですね。
そんな手足の冷えにお悩みのあなたに、今すぐできる簡単な手足のツボ押しをご紹介します。ポイントは指先のツボ!
目次
今すぐできる!手足の冷え改善には指先のツボ押しがオススメ
なぜ、手足は冷えやすい?
寒い時期、手足は冷えやすいのですが、それには理由があります。
身体は寒さを感じると、重要な臓器が集まる中心部の温度を保とうとします。 身体の中心部に血液を集めて体温を維持するので、末端の手先や足先に流れる血流量が減ります。そのため温度が下がりやすくなって、冷えを強く感じるようになってしまうのです。
身体の仕組みだから仕方ないとあきらめるにはつらい手足の冷え。自分で積極的に手足を温めたい!
そこでオススメするのは、血行を促して冷えに効果的なツボ押しです。直接、手足を温めるツボを刺激しましょう。
簡単!ツボ押しで温活~手のツボ
手が冷えるという時に活用したい3つのツボをご紹介します。
- 井穴(せいけつ)
爪の生え際の角にあるツボ
- 八邪(はちじゃ)
指の股にあるツボ - 十宣(じゅっせん)
指先にあるツボ
簡単!ツボ押しで温活~足のツボ
次に、足の冷えに活用したいツボもご紹介します。
- 井穴(せいけつ)
爪の生え際の角にあるツボ - 八風(はっぷう)
指の股にあるツボ - 気端(きたん)
指先にあるツボ
手足の「井穴」の刺激は、冷えの改善に効果があるだけではありません。
東洋医学では内臓を臓腑(ぞうふ)と言い、六臓六腑あると考えられていますが、「井穴」はこれにも関わるツボなのです。
手足の爪の生え際の角にあるツボです。臓腑と手足をつなぐ経絡(気の流れ)の末端のツボで、この井穴を効果的に刺激できれば、その経絡に関係する臓腑を活性化できます。
簡単!ツボ押しで温活~お腹のツボ
最後にもうひとつ、お腹にあるツボもご紹介します。
気海(きかい)
おへそから指2本分ほど下にあるツボ
ツボは押すだけでなく、温めても効果あり!
ツボは押すだけでなく、温めるのも効果的です。
ツボを温めると言えばお灸。それにこしたことはないのですが、もっと簡単な方法はドライヤーの利用です。ツボにドライヤーの温風をあてて熱くなったら離す、これを5回ほど繰り返しましょう。
また、気海には使い捨てカイロをあてることもオススメです。全身の血行を良くして身体をぽかぽか温めてくれますよ。
まとめ
寒くなると身体は、中心部に血液を集めて体温を保つため、手足の血流を減らします。その結果、手足が冷えやすくなるので、手足にあるツボの刺激で手足を積極的に温めましょう。特に指先のツボはしっかり刺激!
また、お腹にあるツボの刺激でお腹を温め、身体全体を温めます。
ご紹介しました手足のツボの刺激は、「季節の身体セルフケア講座」でもお伝えしています。
コメント