ごきげんよう、フィットネスセラピストの中野 ゆかです。
厳しい寒さが続いています。空気も乾燥していて、インフルエンザが流行していますね。しばらくは注意が必要、しっかりと対策したいものです。
さて、インフルエンザの他にも、冬は様々なトラブルが身体に起こります。そのひとつが目のトラブル。
ご存じでしたか?冬は疲れ目になりやすい季節なのです。
今回は疲れ目をテーマにし、原因や解消法をご紹介します。
目次
目が原因かも?疲れ目から頭痛や肩こりまで解消する5つのツボ
なぜ、目が疲れるの?
まず、目が見える仕組みを簡単に確認しましょう。
私たちがものを見る場合、カメラのレンズのような働きをする水晶体を調節しながらピントを合わせます。毛様体筋という筋肉が水晶体を引っ張ったり、緩めたりして調節します。
出典:MY介護の広場
この仕組みにトラブルが出ると疲れ目を起こしやすくなるのです。
次に疲れ目の原因について具体的に解説します。
目を使い過ぎていませんか?
疲れ目の主な原因として挙げられるのが目の使い過ぎです。
- 携帯電話やスマホ、パソコンを長時間操作する
近くのものをじっと見る場合、毛様体筋は緊張したままで筋肉疲労を起こす。
また、ブルーライトもまぶしさを感じさせて疲れやすくなる。 - 老眼
老化でピント調節が弱まって近くが見づらくなり、無理して見続けると疲れやすくなる。 - メガネやコンタクトの度が合っていない
ピント調節がうまくいかず、疲れやすくなる。
スマホの普及で、以前に比べて目を使うようになりました。老眼や近眼が進んでいればスマホも見づらくなり、さらに目は疲れてしまいますね。
目の乾きを感じていませんか?
目の機能をスムーズにするための涙。その涙が少ない目の乾きも疲れ目の原因です。
通常はピントが合っている状態でも、涙が少ないと目の表面がでこぼこしてぼやけます。脳はピントを合わせようと無理に毛様体筋を動かすため、疲れてしまうのです。
目が乾く主な原因としては次のようなことが挙げられます。
- 空気の乾燥
- 目の周りの冷え
- 睡眠不足
- ストレス
- 老化
冬は空気が乾燥し、寒さで目の周りも冷えます。目が乾いて疲れ目になりやすい季節ということですね。
また、ストレスで自律神経が乱れることでも涙が出にくくなります。
疲れ目を解消する5つの方法
疲れ目は、ただの目の疲れだとは侮れません。ひどくなると頭痛、首や肩のコリ、腰痛などにもつながるのです。
もしかしたら、あなたの身体の痛みやコリは、疲れ目が原因のひとつとなっているかも知れません。放っておかずに解消しましょう!
それでは、疲れ目を解消する5つの方法をご紹介します。
疲れ目解消法
- スマホやパソコンを操作する時は、1時間おきに10分程の休憩を取る
- 蒸しタオルなどで目を温める
- 老眼の検査を受ける
- メガネやコンタクトは定期的にチェックする
- 目の周りのマッサージやツボ押し
パソコン操作の休憩にスマホを見るのダメですよ!遠くの景色をぼんやり見たり、眼球を上下左右に動かしてみましょう。
疲れ目を解消する5つのツボ
疲れ目を解消するオススメの5つのツボをご紹介します。自律神経に働きかけ、頭痛や肩コリの解消にも活用できるツボもあります!
- 晴明(せいめい)
目頭にあるツボ。親指と人差し指でつまむようにすると刺激しやすい。 - 攅竹(さんちく)
眉頭にあるツボ。両手の親指の腹を使って押す。 - 百会(ひゃくえ)
両耳を結ぶ線と顔の正中線が交わる頭頂部のツボ。自律神経を整え、様々なトラブルに効果がある万能ツボ。 - 風池(ふうち)
首筋のやや外側、うなじのくぼみにあるツボ。頭痛や肩・首のコリ、風邪にも効果的。出典:せんねん灸
- 合谷(ごうこく)
親指と人差し指の骨が交わるあたりで、人差し指よりにあるツボ。痛みを取る万能ツボ。出典:せんねん灸
現代は目を使う機会が増えたストレスフルな社会。疲れ目になる条件がそろっていて、現代人の目は疲れている!
さらにいえば、冬は疲れ目になりやすい!
ご紹介した解消法が、疲れ目とそれに伴う頭痛や肩コリなどのお悩み解消のお役に立てれば幸いです。
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